うちのガウナは都会っ娘。
基本的に全てのガウナへの語りかけは、赤ちゃん言葉で行われる。すでに自分がお嬢だという自覚が備わっている。
散歩道には車もビュンビュン通るし、通行人も多い。
大きな公園が近くにあるので自然に触れる機会は皆無ではないが、都会犬であることには変わりない。
マンション暮らしなので、庭もない。
そんなガウナの都会での1日はこんな感じ。
8:00 次女の登校に合わせて散歩(外出)
8:50 帰宅
9:00 朝食
〜 寝る
12:00 起きる
〜 寝る
15:00 次女帰宅で起こされる〜遊ぶ(室内)
18:00 散歩(外出)
19:00 帰宅
19:10 夕食
〜 遊ぶ、寝るを繰り返す
22:00 就寝
寝て食って、ちょっと歩いて寝る。絵に描いたような都会犬。外出時間は実質1~2時間程度。
この冬、実家に帰省。
父の実家は山の麓で、遊びと言ったら自然と戯れるのみ。
あんなに嫌いだった田舎も、都会の喧騒から離れてみるとなかなかいいものだ。
都会で育った娘たちも田舎は嫌いじゃないようだ。
そうかそうか。
田舎暮らしが嫌いだった父だが、田舎暮らしで学んだ経験が重要だいうことに異論はない。
里帰りという短い時間だが、娘たちに、そして柴犬ガウナにも自然の偉大さと厳しさを伝えたいと思っていた。
自然を知るには、山が一番!
父「よし!山に登るぞ!」
長女、次女「え〜〜〜〜!嫌や〜!」
ははは、そう言うと思っていたぜ。想定内、想定内。
しかしながら、都会生活で軟弱になった長女と次女、そして柴犬ガウナには山が必要だ。父の想いは熱い。
父「早く準備だー!行くぞー!」
突然の父の提案に文句を言いながらも従ってくれる娘たち。可愛い奴らだ。
こうして母を含む家族4人と柴犬ガウナで、登山することとなった…。
〜10分後〜
次女「父〜遅いわ〜。先行っとくで〜!」
父(ぜ〜ぜ〜)「…お..おぅ….」
歳ってのは残酷だ。
つづく
もう遥か遠くに見えなくなった父を待つガウナ
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